1958-08-01 第29回国会 衆議院 農林水産委員会 第13号
これは肥料需給調整法の場合も同様の規定でありまして、それであれば、これはさらに統制法規に近いような、物資統制令のあった当時のもっと強いものを出さなければ常時にはやれないという解釈をあなた方はとっておられるようでありますが、必要が生じておる段階がいつを時点にして必要であるのかないのかということになりますと、現段階はもうその必要な段階ではないか。
これは肥料需給調整法の場合も同様の規定でありまして、それであれば、これはさらに統制法規に近いような、物資統制令のあった当時のもっと強いものを出さなければ常時にはやれないという解釈をあなた方はとっておられるようでありますが、必要が生じておる段階がいつを時点にして必要であるのかないのかということになりますと、現段階はもうその必要な段階ではないか。
これは農林大臣に十分聞きますけれども、あなたに伺いたい点は、たとえば肥料需給調整法等の法律の運用の問題でありますが、これらの問題をめぐりまして、かなり農林大臣が肥料行政を通しまして農業団体を支配しておる一種の官僚統制的なにおいを感ずるということはお考えになりませんか。
○細田委員 全購連の責任下にある肥料は臨時肥料需給調整法か何かの法律によって農林省の指示は受けるでしょうが、たとえば硫安なら硫安の製造会社はお金の支払いは現物と引きかえですか、あるいは前もって払っておるのか、あるいはその引き取った数カ月後に現金の支払いをしているのか、その点はどうなっておるのでしょうか。
そこで昨年の肥料需給調整法の実際の施行が年度の途中で行われました関係上、事実上指定団体が買い上げをいたしました調整用の保留数量は、計画を下回りまして、十二万四千トン程度になったのであります。
○河野謙三君 前回委員長を通じて法制局の御出席を求めておつたのでありますが、今日法制当局の御出席を頂いたようでありますからお尋ねしたいのですが、例の去る国会で提案になりました肥料需給調整法の運用の問題ですが、あの法案の骨子は、所定の原価計算を通産、農林両省がやつて、その結論を公定価格として肥料価桁の安定を図るということになつているわけなのです。
○金子委員 去る国会におきまして肥料需給調整法が本委員会で審議されました当時、その多数の修正事項のうち大きな問題になりました審議委員の構成でありますが、肥料審議委員の構成について当初国会議員七名を出すという修正案を出したのでありますが、その後政府、自由党あるいは野党間においていろいろ調整されました結果として、学識経験者七名といたしまして、うち五名を国会議員の中から学識経験者として出すというようなことに
法務局がOKと言つたら言つたで、この肥料需給調整法を作つた我々議会人の責任において……、法律の精神と大分違うのです。だから法制局ができ上つた法律については、これで行つて少しも違法じやないのだということであつても、若し法制局がこれに対してOKと言つたならその場合我々法律の精神から言つて違うということを私は法制局に一遍質さなければならない。
それから先ほどの問題に戻りますが、いずれにいたしましても、衆議院からこの法案は修正されまして、現在は硫安需給調整法でなくして、肥料需給調整法と変つて、第二条には重要肥料というものを追加して、その中には先ほどからたびたび申上げておりますように過燐酸というものを含んでおると、こういうことをはつきりと修正者は言つておられる。でありますから、ここでどうしても、この理窟に二つはない。
こういう問題が当然この肥料需給調整法の上にも現われておりますので、これが一本の法律として出ておれば別として、肥料の需給調整をとるために、一方に通産行政の面で硫安の生産の振興と二重価格、いわゆる出血輸出と当時やかましく言われた問題を内地農民に負わせない一つのテクニツクとして、硫安会社方式をとつた。
今度の肥料需給調整法というものが出て、今衆議院で修正しているが、まだ具体的には聞きませんが、修正案の一項の中に、あなたは肥料のことは御存じだから申上げるけれども、従来燐鉱石は今の砂糖と同じように肥料工場に割当をしておつたのです。
次に、もう一つ肥料の問題で、衆議院の農林委員会で修正案が出て、硫安需給調整法を肥料需給調整法と変える、その内容についても大臣のすでにお耳に入つていると思いますが、この衆議院の修正案について大臣の御見解を伺いたいと思います。
一体肥料需給調整法を通す熱意があるのかないのかを伺いたい。今ちよつと大臣は言葉を返されましたが、我々審議しておりまして、一体どういう心構えでやつておられるのか。必ず通してもらわなければ困るというのか、どうだかわからないということでやつているのか、これを私は伺いたい。
肥料の需給調整法が通つたらばとおつしやいますけれども、私は今申上げるように、輸出してあとの残りが肥料年度末で十五万トンということじや、私は肥料需給調整法の実施のしようがない。あなたが出した肥料需給調整法の味噌は、常に年間需要量の一割程度のものを、これを現在の状態であるならば全購連に預けて置いて、そうして需給調整をしようというのが肥料需給調整法の第一の味噌であります。
今農相の御言明の中にも、何か法的処置をとるということを省議で研究しておるという御意見であるが、あるいは肥料需給調整法であるとか、あるいは肥料に関するところの価格あるいその地の操作権とか、こういつたことについての法的処置を、比較的すみやかな時期において通産、農林両大臣が協議をせられて何らかの方法を講ぜられるかどうか、あわせ伺つておきたい。
なお議員側から肥料需給調整法その他これに類する法律ができる際においては、通産、農林両委員会合同審査の上で、これらの問題を国策的な見地から善処して行くということを委員長に要望いたしまして、質問を終ります。
そこで、委員長から大分時間を制限せられておりますので、多くを申し上げることはできませんが、ここに一つお問いしておきたいと思うことは、肥料需給調整法というものを昨年お出しになるという考えのもとに、これを出しかけてやみに葬られたが、これは一体どういうわけなのか。
むしろそういうことを強調するのは、われわれが前から言つておる肥料需給調整法というような法律をつくつて、そういうようなごたごたの起きないような法律をつくりたかつたのです。
○政府委員(野原正勝君) 肥料需給調整法が準備されまして、一応草案として私ども当時農林委員会でその構想等を聞いたのでありましたが、その後それがつい立消えになつておるような状況等からそれがどういう原因でこうなりましたかということの詳しいことを私存じておりません。
それは去る十二国会のときに、肥料需給調整法が極めて熱心に用意され、且つ提案の準備がなされておつたんですが、これが遂に実施されないで取止めになつた、その経過を一つ……。
○政府委員(東畑四郎君) 肥料需給調整法につきましては、農政局長試案で一応御説明をいたしたのでありますが、その後大蔵省といろいろ折衝をいたしまして、大体二十五億のインベントリー・フアイナンスを以ちまして、これを実施しようという大体の案で進んでおつたのでございますが、関係方面とのいろいろ折衝の過程におきまして、向うの同意を得られなくて、留保されたという形で時間切れをいたしました。
ところが只今配布された表でもおわかりになる通り、窒素、燐酸、カリ、三要素を通じて肥料の最大の需要期、三、四という来春の最大の需要期を目睫の間に控えておつて、恐らく数カ月も出でずしてその軒の傾いておる組合が立直るとは考えられない、こういう組合が全国に恐らく千を以て数えるくらいありはしないかと考えますときに、肥料需給調整法が若干蹉跌を来たしたからといつて、これは我々としちや安閑として傍観することはできない
○根本国務大臣 先般委員会で御質問のあつた例の肥料需給調整法がどうなつたかということと関連するのでありますが、これは実は予算関係を担当しておるリード氏が、途中でこれを未解決のままで向うに参つたので、これだけ結局ペンディングになつたまま予算の上程ができなかつたのであります。従いましてこれについては、われわれ農林省といたしまして、需給調整法を放棄したのではございません。
そこであなたは肥料需給調整法について今二、三の事例を出されましたが、そうすると、あなたは麦にも米にも繭の場合にも反対だということになる。それを片一方は賛成で、片一方は反対だということは、都市から農村に流れるものについては、農村がどんな高い肥料を買おうと、そんなものはほつておけばよいのだ。自由経済だ。
現に肥料は減産をしておりますから、計画通り上まわつておりませんから、そういう事態において、全国の農民が何とか国内の肥料を安定したいということで、その要望に基いて立案をされている肥料需給調整法に反対するというような態度はやめてもらいたい。みずからなすことなからずして、ただ一部少数の肥料メーカーだけの意見によつて動くというようなことはもつてのほかであります。その点を私ははつきり申し上げておきます。
しかるにこの要綱に盛られたるがごとき、かくのごとき微弱なる構想で、徹底しない肥料需給調整法を、通商産業省がかほど増産に力こぶを入れれてやろうと言うておるのに、あなたの方ではあくまでも主張せられるのかどうか。主張せられるとすれば、一体それは何を理由とし、何を根拠に、いかなることを考えて主張せられておるのか、農政局長から伺いたい。
最後に答弁書の四項にあります、先刻来河野委員から御質疑になつておりました点につきまして、お伺いしたいのでありますが、いつか委員会で農林大臣は、肥料需給調整法のごときものについて準備を進め、これが実現するということを、しばしば言明されたように記憶いたしております。